お茶と日常・お気に入り

転勤族の妻です。どこに引越しても出来る趣味のことと、日常で得た経験値のことを語ります。

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切迫早産で入院。29週0日 入院12日目~29週2日 入院14日目

切迫早産 入院 転勤族の妻 不安 体験記録

切迫早産で入院した時の体験


前回の切迫早産の入院記録

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このページの記事を読み返して思ったこと。

「とにかく普通の生活に戻りたかった」
「24時間入れたままの点滴の針が痛くてしんどかった」ということ。

入院生活。
ひたすら「横になっていること」が強制。
起き上がってたら助産師さんに怒られてました。

「横になってるだけなんてラクじゃない」と、普通の方なら思うかもしれません。
でもね、自由がないのはシンドイのですよ。
無事に出産するためという目的があるので仕方ないことですが。

それに痛い点滴の針が腕に固定されたままの生活なので動きに制限がかかるのです。
・・・痛かったんだ。腕を動かすだけで。


これを読んでくださってる入院妊婦さんへ。

辛くて泣きたい時もあると思います。
お腹にいる赤ちゃんのことを振り返って、耐えてください。
病気での入院だったら完治退院はいつなのかは不明ですが、出産は大体のゴールは見えています。

 

29週0日 切迫早産入院12日目

昨日からの個室移動のその後。快適。

部屋の作り自体は、今までの4人部屋とそう変わりはないけれど

ナースステーションから離れたところにあって静かな部屋。

個室に洗面台とトイレが付いているので、夜中に起きて行く時の遠慮がいらないことが嬉しい。

 

夜中にですね、点滴をガラガラ引っ張って音を立てるのがストレスでもありまして。

皆寝てるだろうけど、同室の人を起こさないだろうかと。

気を遣うことに疲れていました。

 

差額ベッド代の事は、割り切ります。

今の調子だと退院はそう遠くない日のようですから。

 

 

入院生活のメリットは、何か異常があってもすぐに対応してもらえることだな

と、実感しています。

毎日胎児の心音チェックとお腹の張りもNSTでわかるし。

食事のバランスも、妊婦用に献立を組んであるから問題ないし。

おいしくはないけど。

お通じとか、問題が発生したら薬も持って来てもらえるし。

24時間体制で看護師さんがこまめに気にかけてくれるし。

生活は制限されるけど、安心が確保されているな、と思いました。

 

元々引きこもり生活だったせいか、外出出来なくても問題があまりない気がします。

必要な書籍類はネットで注文して夫が届けてくれてるのです。

夫、平日にも仕事が早く終われそうだったら来るから、という話でした

今のところ、毎日来てくれてます。うわー。

疲れているだろうに、でも嬉しいです。感謝。

 

 

点滴のこと。

毎日担当助産師さんが変わるのです。

昨日の人は、サバサバしてて仕事がさばけそうな人で

点滴の痛みはどうですか?差し替えましょうか

 

と、いうことで、やってもらったのです。

「あ、いい箇所見つけた♪」と、プスリ。

私的にも当たりでした。その後過ごしていても激痛がない。

おお。素晴らしい。

その後回診に来た部長さんも「ああ、いい場所入ってるね」と言ってたので

プロ的に見るといい点滴のポイントだったんでしょう。

私の場合は、腕の裏側がそれでした。


29週1日 切迫早産入院13日目

台風が近づいているという話。

以前看護師さんが「台風とか低気圧が近づくとお腹が張りやすくなる人もいる」と

話してたんですが

 

昨日の朝、一時的に点滴が外されました。

投薬に切り替えてみて様子を見て、大丈夫そうなら退院

…という流れでウキウキしていました。

 

が。

 

昼過ぎからバンバンお腹の張りが頻繁に。

今まで経験したことがないくらいの回数と強さ。

 

15時頃、主治医の回診

NSTを装着されるけど、もうモニターを直視出来ないくらい怖い張りの波が来てるのがわかる。

トイレに行きたくなる回数も増える。

お腹の張りで圧迫されたせいもあるかもしれないけど、

行けば通常量が出るので、主治医は「緊張してトイレが近いのかも」と。

 

17時過ぎになっても、張りはおさまらない。

5分間隔くらいですぐに強い波がやってくる。

下腹部も筋肉痛みたいに痛くなってきたよう。

その後、内診。

子宮頸管は昨日と同じ30mm

子宮口も開いてないし、そこはほっとした。

この張りで早産になってしまったらという不安は安堵に変わる。

 

「点滴に戻しますけど、いいですか」

その覚悟は出来ています。お願いします。

 

3週間は点滴で様子見ということらしい。

3週間は退院出来ないことが確定になったわけですね。

でも、胎児の安全第一だと思っているので、仕方ないこと。

自分の体が恨めしい。

まだ29週。早産で生まれてしまって、障害でも負ってしまうことがあっては

子供に申し訳なくて。

後悔なきよう、安静で過ごす覚悟はします。

 

一人になって、涙が止まらなくなった。

我慢していた不安が一気に吹き出る。

本当は、腹筋を使うからよくないのはわかっているけど

止まらない。

個室でよかった。


29週2日 切迫早産入院14日目

元々寝つきもよくないところに、昨日の出来事で

やっぱりなかなか眠れず、ふとしたことで涙が出る。

考えても仕方ないけれど、自分の体はどうして他の妊婦さんとは違うんだろうと

思わずにいられない。

 

昨日は診察後に主治医と看護師さん達がやってきて

ちょうど号泣状態のところを見られる。

慰められる。大丈夫だから、もう少し落ち着いたら退院出来るから。

そう先のことではないですよ、と。

 

今朝は病室に来る人来る人、なんだかいつも以上に柔らかい。

おそらく昨日の私の状態が話伝わっているのかもしれない。

いい年して動揺しまくって、恥ずかしい思い。

 

午後から突然、産婦人科部長が部屋にやってきた。

なんでも、4Dエコーの機械を返却する前によかったら見せてあげるよ、と。

部屋に機械を持って来てくれた。

いいんですか。嬉しい。

 

あまりに落ち込んでいる私を励ますために、わざわざありがたい。

こんなに気を使わせてしまって、いろんな方面に申し訳なくなってきた。

 

ちなみに、4Dエコーはこの病院では8000円するので、

私は予約を入れたことがなかったけれど

こんな機会に恵まれて入院してよかったと思えた瞬間でした。

いいことがあったな、と。単純に前向きになれそう。

 

4Dエコーの結果、ガードが固くて性別不明。

部長が見てもわからない隠しぶり。

タマタマがあるようにも見え、女の子っぽくも見え、前回と同じような微妙な結果。

 

一人でグーチョキパーやってるのがはっきり見えて、可愛かったです。

「こうやって、指をさかんに動かしているってことは、障害がないってことだからいいことなんだよ」

元気な我が子が動画で見られて、満たされました。

入院生活頑張ろうって、お腹の子を元気に産まなきゃって、

やる気が出てきた。

 

切迫早産の入院は、いつか必ず終わりが来るものだからね、と部長は去って行きました。

 

頭が下で、指が動いてて、髪もすでにふさふさ。耳たぶぷっくり。

顔とオマタを隠していた我が子。

生まれてくる日が楽しみ。

まだまだ週数が浅い。もう少しお腹の中にいてください。