切迫早産で入院した時の体験
前回までの切迫早産の入院記録
この記事での振り返り。
入院中はずっと点滴の差し替えのことで頭がいっぱい。
どうやったら差し替えせずに維持できるかとか。
刺し替える時の痛みもあるけど、その針を刺す場所をうまく見つけてくれる助産師さんに当たるかどうか。
こればかりは実際にやってもらうしかわからないわけで。
確かこの頃に上手な人を見つけたのかな。
出来るだけその人に刺してもらえないかと本人にお願いしていたような気がします。
次の刺し替えまでの快適度がそれだけでずいぶん違うので、なんか必死でした。
それくらい点滴の差し替えがつらかったというお話です。
32週4日 切迫早産入院37日目
昨日の話。
先日の点滴、我慢して2日もたせましたが、やはり限界。ズキズキ痛い。
血管痛があって、しかも腫れちゃって。
私の中で「点滴上手の姐さん」と呼んでいる助産師さんがいて
この1ヶ月、いろんな助産師さんに点滴の差し替えをしてもらったんですが
唯一、この方が刺す点滴だけが痛みなく期限ギリギリまで長持ちしましてね。
差し替えたくないくらい快適だった。
2回刺して2回ともそんな結果だったものだから、
出来るだけご指名でお願いするようになってしまいました。
今回の差し替えも、本人に直接事前にお願いしていたのでスムーズ。
長期にわたる点滴生活。
もし、上手な方を一人でも見つけたら次回もお願いしてみるのも手かと。
32週5日 切迫早産入院38日目
今日は随分と涼しい日。
天気も微妙な雰囲気。もうすぐ梅雨かな。
今日のNSTでは張りが多い日だったよう。
胎児の心音は大変元気。
本当に、お腹の中ですくすく成長してくれていることが幸い。
後は私が踏ん張って生まれないように安静にする。
体に悪いと思いつつ、病院食がしんどくて
夫にカップ焼きそばを持ってきてもらう。
ティファールのケトル持参で病室でお湯を沸かす。
個室は自由度が高いです。
昨夜、真夜中にトイレで目を覚ました後のこと
どこからか蚊の音が。
暗い室内で見えないし、潰せないし、イライラ。
一体いつどこから。
結局2時間くらい眠れず、見つけられず。
ウトウト寝てしまったのですが、とりあえず刺されずに済みました。
翌朝、看護師さんに話すと、蚊取りマットを部屋に仕掛けてくれ、
昼間、面会に来た夫が弱っていたそれを見つけてくれて殺してくれた。
ひとまず安心。
窓は網戸なのに、おかしいな。
32週6日 切迫早産入院39日目
昨日は夜になってから廊下でバタバタ人が動き回っていたのです。
日曜の面会時間が過ぎても、何だか慌ただしい。
隣の個室から看護師さんの声がよく聞こえる。
そのうち廊下で男性の電話で話す声もしたり、おや?
もしかして、出産かな。
でも、お隣は35週の妊娠糖尿病の管理入院妊婦さんと聞いていたけど。
まだ時期的に早くないか。
数時間後、赤ちゃんの泣き声が聞こえたので、誰かが出産したのはわかった。
その後の夜中は大変静か。
今朝、看護師さんが心音チェックに来た時に聞くと
やはりお隣が出産になったとのこと。
ギリギリ36週だったけれど、赤ちゃんはNICUのある病院に転院。
お母さんは手術だったからここの集中治療室だそう。
それは慌ただしくもなるはず。
昨夜はみんな大変だったのですね。
その話を聞きながら、私も他人事ではないな、と。
同様の可能性があるから現在1ヶ月以上も点滴繋いでここで安静入院を続けているわけで。
出産と同時にわが子と離れ離れはつらいな。
遠くの病院へ転院になるのもきつい。
無理せず安静に、おとなしく過ごそう。
お腹の胎児は、今日一日中グリグリゴインっと大変活発で、痛いくらいでした。
心音も力強くなにより。