切迫早産で入院した時の体験
前回までの切迫早産の入院記録
この記事での振り返り。
34週までやっと来ました。
長かったです。
病院の先生や助産師さんたちからも「やっとここまできた」という言葉をかけられるようになってました。
ブログ記録を見ると、34週までにもなるとだいぶ胎児の体の機能も出来上がっているらしいです。
だからもうあまり神経質な処置等までは至っていないのだな、と。
私が出来ることは今まで通り安静にして、食べて栄養をお腹に流してあげること。
食べたもので体は作られますしね。
そのせいかどうかは不明ですが、うちの息子は大きな病気はせずに現在元気に過ごしています。花粉症持ちですが。
34週0日 切迫早産入院47日目
チビハム祭り。
何が祭りって、胎動がすごい一日。
34週になったことが嬉しいという母の思いが伝わっているのか、朝から深夜までずっと動きまくり。
グリグリグリ、痛い。
私の方はえらいことに。
朝からお腹の張りがおさまらず、でっかい波を次々示すNST。
お昼から再度測定するも、おさまらない。
14時からNST開始して、夕食直前までお腹に機械巻きっぱなし測定。
もうぐったり。
その間、2回点滴流量を増やしてもらっても、張る
チビハムも、その間中もずっと大きく動くのでたまらない。しんどい。
お前さん、一体いつ眠るのかい。
このまま陣痛に繋がったらどうしよう。
まだ早いって。34週とはいえ、もっと長くお腹にいてもらわねば。
不安感でいっぱい。
それがまたさらにお腹の張りに繋がっているのかも。
内診してもらったけど、子宮口も閉じてるし、硬いし、大丈夫と言われたのでよかった。
夜のNSTで少し張りが落ち着いてきたということで、流量はこれ以上は上げずに就寝。
が、点滴の副作用か、体が熱い。寝られない。
チビハムはグリグリ動くし、お腹も張るし、
午前1時以降くらいからやっとうとうと。
細切れ睡眠悪夢付き、胎動、お腹の張りで、熟睡感ゼロ。
4時半の夜明けにホッとしました。朝が来た。
長い一日だった。
34週1日 切迫早産入院48日目
昨日の張りっぱなしが嘘のように、お腹の張りが引きました。
ゼロではないけど。
NSTでも昨日のような張りの波が出ていない。
あれは、なんだったんだろう。
先生と助産師さんが言いました。
「昨日は新月だったから、その影響だったのかもね」と。
満月の日に出産が増えるように、新月もそういうことがあるらしい。
初めて聞いた。
チビハムの胎動も、今日は穏やかなもの。
昨日は一日中動きまくりで疲れたのかな。
ちょっと嬉しかったこと。
昼食にカレーが出た。病院食ではもう無理だと思ってたのに。
野菜も多めにトッピングしてあって、ぺろっと完食。
こういうのは嬉しい。
思わず夫に写真を見せようと撮ってみた。
ささやかな楽しみですよ、入院中の食事は。
34週2日 切迫早産入院49日目
「ここまでやっときましたね。頑張りましたね」
と、先生や助産師さん達に声をかけてもらうことが多くなりました。
34週、やはりこのラインは大きいのでしょうね。
今日は妊婦検診の日。
採血と採尿。 午後から診察。
鉄の量が基準値以上だったからと、鉄剤ストップになりました。
便秘という副作用があるから、主治医が極力処方しないように気にしてくれているんです。
もうひとつ、漢方薬も1種類ストップ。
点滴を開始してからずっと湿疹が出て痒くて。
副作用とのことだけど、最近両腕が痒くて、それも点滴の針跡とか。
「ずっと薬を入れてるから肝臓が弱ってるのかもね」と、痒みを抑えるという薬を毎日注入することに。
そろそろ、点滴を快適に刺すことが出来るような太い血管が少なくなってきたようで。
昨夜刺しかえてもらう時になかなか見つからず。
やっと刺してもらったけれど、刺した後もズキズキ痛い。なんで?
大抵、時間が経てば馴染むもんだけど。ずっと痛い。
診察の話。
子宮頸管27mm、子宮口も閉じている。
あれだけのチビハム祭りだったけど、影響はなかったようでよかった。
推定体重2,200gから2,400gだろうということ。
育ってくれてるな。栄養はちゃんと胎盤を通していってくれているということか。
だからこれだけ力強い胎動もあるんでしょう。
羊水量も十分、異常も見られないと。
今日も、タマタマが股間に見えたそうです。やはり男の子なんでしょう。
エコーに気付いたのか、またすぐに隠されてその部分の写真撮れず。
どれだけ恥ずかしがりなの、うちのチビハムは。
男の子。そのつもりで洋服も選んでみました。やっと。
34週3日 切迫早産入院50日目
今日も午前のNSTはお腹張り張り。
10分くらいの波があるらしい。
午後からまたNST。ここ最近これで1日が終わることが出てきて、同じ体勢でいるのがシンドイ。ストレッチも出来ないし。
何か異常があればすぐに診てもらえるので不安になることがないのがメリットの入院。
「今日で入院50日目ですね」と、先生に言われて気づく。
ああ、そうでしたか。
「ここまで来たから、あとはもし生まれても少しNICUに入るだけだし、赤ちゃんもある程度育ってるから、大丈夫だから」
と、サバサバ励ましをもらう。
午後のNSTでも張りの波があったので、
その先生から内診をしてもらう。
子宮口、頸管とも昨日と変化なし。
「あのねー、今日はお腹が張る日。そういうこと。だから点滴の流量はもう上げないから。張りの回数も測らなくてよし。張る日だから」
スパッと気持ちよく言い切った先生の言葉。
「それにね、週数もここまで来たら無理に張りを押さえ込まなくていいんですよ。もうお産に向けて準備運動しているわけですから。もうそろそろ、子宮口も1cmとか開く頃ですよ」
そうなんだ。
無理に張りを抑えなくていいのなら、点滴の流量を減らしてもいいんだろうか。
それはまだ危うすぎか。
ここはNICUがない病院だし、慎重になってるみたいだし。
お腹の張りだけが問題の私。
ああ、早く点滴なしの両腕で、閉塞アラーム気にせずに、自由な体勢でのびのび眠りたい。
もう、使えそうな血管も少なくなってきたしね…。